2022年5月27日
思い込みってやつ。
こんにちわ。
朝、プロテインとコーヒーを飲まないと気分がのらない私です。
さて、今回のテーマは「思い込み」にしようかなと。
人は誰しも思い込んでしまうことがあります。
私は、仕事モードにはプロテインとコーヒーだ!と思い込んでます。
心理学者でありながら、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン博士は
「人は判断をするとき、直観を多用する傾向がある」と述べています。
直観を使うと非合理的なことがあり、特にリスクがある状況でこの傾向があるようです。
カーネマン博士のいう直観の一つが、『思い込み』です。
思い込みで行動してうまくいく場合もありますが、
頑なになってしまうと、自分が間違っていたとしても気づきません。聞き入れられません。
例として、よく自分でネット調べたことが正しいと思い込む方がいます。
自分にとって都合のよい情報ばかりを集めてしまう傾向にあるためで、心理学では『確証バイアス』と呼びますが、それも思い込みの1つです。
思い込みがちなタイプとして、
①自己肯定感が低い
②自分の世界に入り込んでいる
③傷つきやすい
④プライドが高く頑固
主に4タイプです。
まぁ突き詰めれば、皆あてはまる部分はあるかもですが。。
悪影響を及ぼす思い込みは、「5つのワナ(トラップ)」で引き起こされています。
1. 相手の頭の中を読みすぎる
2. 自分が悪いと決めつける
3. 相手や環境のせいにする
4. 心配しすぎて大災害をおこしている
5. 打つ手がないという思い込み
1.「相手の頭の中を読みすぎる」
相手の頭の中を読みすぎると、自分は相手の全てを知っていると思い込み、確信があって疑わないので、
事実を確認する行動がとれません。相手とのコミュニケーションが遮断され、 間違った情報がいつまでも修正されない。
その結果、 誤解が生じ、相手との関係がこじれてしまうというワナです。苦手な相手とは話しづらい。
このワナに引っかかった経験は誰でもあるのではないでしょうか。
2.「自分が悪いと決めつける」「相手や環境のせいにする」
自分が悪いと決めつけると、必要以上に悲しくなり、相手が悪いと決めつけると、不満や怒りの感情が強くなります。
これらは共に、エネルギーを浪費してしまうワナです。いつまでも悔やんで行動が停滞する。
他人や環境のせいにして、自分でやることはないと決め込んでしまいます。このワナもなかなか抜け出せません。
3.「心配しすぎて大災害をおこしている 」
小さな心配事を考えすぎると、妄想がふくらんで大災害になってしまい、何をしてよいかわからなくなります。
パニック状態をひきおこすワナです。心配も大きくしすぎると、適切な行動がとれません。
4.「打つ手がないという思い込み」
打つ手がないというのは、英語ではHelplessness 助けがない、万策が尽きたと、天を仰ぎます。
無力感やあきらめを感じることで、 問題解決のエネルギーをなくしてしまうワナです。
問題を放り投げ、何もしない状態では事態はよくなりません。打つ手がないと決め込むことが常態化すると深刻です。
■思い込みの長所:
良い思い込みをすることができれば、幸せをつかむパワーを大いに発揮することができるので、そんな部分は長所といえるでしょう。
「絶対にうまくいく!」「私の願いはかなうはず」といったポジティブな思い込みであれば、周りが何と言おうとも強い意思で願いをかなえていくことができます。
■思い込みの短所:
ネガティブな思い込みから悲観的になり過ぎてしまう点と、人間関係でトラブルが起きやすい点があげられます。
拡大解釈をして感情的に振り回されてしまうため、面倒くさい人だと周囲の人から距離を置かれてしまう恐れがあります。
対応としては、
(1)事実と感情を分けて考える
思い込みが激しい人は、前述した通り物事を拡大解釈して感情的になる傾向があります。
そこで、起こった事実と自分の感情を分けて考える癖をつけましょう。「こういう出来事があって、自分はこう感じた」と整理するのです
そうすることで、「自分はこう感じた」という部分はあくまでも主観であり事実ではないと判断することができるので、自分の思い込みの癖にも気付くことができます。
(2)複数の視点から物事を考える癖をつける
思い込みが激しい人は、物事を客観的に捉えるのが苦手です。そこで複数の視点から考える癖をつけてみると、視野が広がります。
例えば、「私はダメだ」と自分を責めたくなった時には、自分の良いところを最低でも1つ見つけてみる。反対に、調子が良い時は、気を付けるべきことを1つ見つける。このように、複数の視点から自分を客観視することで、常に冷静さを持つことができます。
(3)確認する癖をつける
思い込みが激しい人は、確認することをおろそかにして自分の中で答えを出す傾向があります。
「あの人はきっとこう思ってるだろう」と推測が混じっていたら、本人に確認する癖をつけましょう。確認してみると、案外思い違いをしていたというケースは多いはずです。
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思い込みが激しい人は無自覚にやっていることが多いのです。
相手に確認をせずに自分の中だけで結論を出したり、拡大解釈をし過ぎて感情的に振り回されてしまったりすると、自分もしんどいですし、人間関係もぎくしゃくしてしまうものです。事実と感情を分けて、あまり拡大解釈をし過ぎないように対応していきたいですね。
いかがだったでしょうか?
カウンセラーの方と話す機会があり、思い込みについて話題がでたので記事にしました。
■引用元 陳謝
https://woman.mynavi.jp/article/201221-22/3/
https://www.fukayaresilience.com/single-post/_trap