2021年5月8日
病院変われば診断変わる。
精神疾患の方から、医師により診断や治療が違うという話を聞きます。
年々精神科を受診される方は増え続けており、判断しきれない部分もあるのでしょう。
そういった意味で下記になりえるのかなと思います。
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うつ状態の患者を診た医師が精神障害を疑っても、脳腫瘍や伝染性単核症と検査で分かった場合、診断や経過は変わることがあります。
身体の治療で心も治ることがあるからです。一方、身体の病が治っても、後遺症なのか合併していたのか、心の病が残る人もいます。
躁病(双極性感情障害)の経過を眺めると、気分の波というアップダウンが生じるものです。
躁でハイな患者を医師が診れば躁病を疑います。その後、うつになった患者に別医師が躁の問診をし否定されれば、うつを疑います。
うつと躁を繰り返す方の診断には、本人に病識がないという症状があるため自覚していないことも少なくなく、難しさが残ります。
初診で、確定診断して当然だと誤解されている診断書を求める患者さんとたまに遭遇します。短時間の外来で判断できるでしょうか?
採血結果を見ない状況での確定診断は難しく、状況に応じた暫定診断しかできません。
つまり、診断は変わりうる場合もあります。
「初診で正確に診断がつかない」「受診した医療機関に設備差がある」ことを知ることも大事だと、理解できました。
そこに気付かず誤った期待をしてしまうと、期待を裏切られ傷つき、不安や怒りを覚え、医師を信頼できない方もいるのでしょう。医師により診断が違う理由を理解でき、設備や専門科を選び、賢く医療を利用できるようになればと願う部分があります。
信頼すべきでない人や病院もあります。
お金はかかり失礼かもしれませんが、3つ程度までの候補に絞り、一番あう病院を考え選ぶのも一手かもしれません。
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『うつ』と診断があっても、違う病院であれば『社会不安障害』と変わる場合があるということですね。
悩ませてしまうかもしれませんが、今の診断、もしかすると違う病院に行くと変わるかもしれません。
精神科だけではなく、科が違うと、また異なることが往々にしてあります。。
この記事が何かのキッカケになりましたら幸いです(*’ω’*)