2021年6月8日
就労継続支援からステップアップ
障がいがある方の『はたらく』を応援する事業、就労継続支援。訓練や就労を提供する福祉事業です。
ここから次へのステップとして、『就労継続支援B型⇒A型』『A型⇒移行支援⇒就職』『A型⇒アルバイト』
と、様々なルートがあります。【就労継続支援とは】の記事はコチラ
『Q. 自分はどうすればいいのか』と10万とんで1通質問がありました。
結論としては「人それぞれ」ですが、これを言ってしまえば、この話題はストップしてしまいます(苦笑)
なので個人的・独善的に思案等しました(あしからず)
個人的ですが、例えば 就労継続支援B型から次へのステップですと、『移行支援』か『就労継続支援A型』または『障がい者枠』がよいかなぁと思います。もちろん『正社員』を目指すことはダメではありません。ただ採用率は高くないと聞きます。
■就労継続支援B型⇒就労継続支援A型に段階を進める場合、B型よりも契約や体制がキッチリしています(雇用契約がある、最低時給が保証。週5日通所、アルバイト並みに就労能力が求められる傾向など)
生活リズムや体調が安定していれば進めると思います。
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■移行支援は、面接マナーや学ぶという訓練、就労・就職後のバックアップがあります。
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ほか、『障がい者枠』で働くことも検討してみましょう。
障害者枠の求人、結構あります。(たぶん)
バックアップ体制がある、障害に応じた仕事があるなど、一般就労に比べれば採用されやすく、大手も求人だしております。
身体や知的の方など、配慮が必要である場合は、その体制がある企業で働くことのもアリかなと。
ただし注意として、障がい者雇用率達成のためだけの企業もあり、実際に働いたとしても設備がない、配慮点や理解がないことがあります。
応募先がどうゆう受け入れ体制なのか、確認しておいた方が望ましいです。
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*私が関わった過去の事例)
比較的、生活リズムが不安定だった『鬱』のAさん。
B型に週2日短時間から通い、約1年~半ほどで週5日4時間~と徐々に規則正しい生活ができるようになったこと、資格もいくつか取得しました。
スタッフと相談し、事務系の障がい者枠に応募⇒いくつか落ちたものの、あきらめず就活。
⇒試用期間を経て採用され、今も働いています。
求人誌やネットへの応募時、障がいについて応募先にお話しされますか?応募や面接時に障がい等 伝える『オープン』と、障がい等のことは話さない『クローズ』の2通りあります。
・オープン:障がい、症状を前もって伝え、企業等様に理解や把握してもらう。
・クローズ:自分の障がいを伝えると採用してもらえなくなると思い、説明しないパターン。
下記メリットデメリットです↓
〇オープン
・メリット:事前に伝えたことで精神的負担は軽く、『採用』となれば受け入れてくれると判断できる。
・デメリット:不採用になりやすいと聞きます。ただ 今は理解が進んでいること、障がいの方を雇用しなくてはならない制度もありますので、一概にはいえません。
〇クローズ
・メリット:応募や面接時に言わないことで、採用される率が上がる。
・デメリット:障がいの特性や症状があっても我慢したり、通院に行けないなど何かとやりにくいです。特に精神の方は、採用にこぎつけても長続きしない傾向があります。
どちらがいいかはハッキリと言えませんが、個人的には『オープン』をオススメします。初めのハードルが高いですが、今後を考えると楽です。
以上となります。
『人生とは選択の連続である』ウィリアム・シェイクスピア
毎日選択すべきことはあふれていますが、その選択の結果が自分の人生を決めていくのは確かです。
人生を豊かにしていくには、何をどう選択するかが大切であり、その積み重ねによって人生が大きく花開く可能性があることを教えてくれる名言です。
引用:スマートログ
進むこと、休むこともまた人生の選択。どちらも必要であることです。
これが何かのキッカケになれば幸いです(*’ω’*)