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2021年6月19日

『甘え』と思われがちの『起立性調節障害』とは。

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今回はいつもの1.5倍 マジメな記事です。

★表題の『起立性調節障害』についてです。

こういったことないでしょうか↓
・学校に行けない。だらしないと言われる。
・起きられず仕事に行けない。
・倦怠感があり、何をするにも億劫。
・頭痛や腹痛があり、病院に行っても、検査しても特に際立った異常なし。

思春期の子供に多く、保護者からは怠けていると思われがちで、なかなか理解されない症状です。
自律神経の異常で体内の血液・血圧の調節がうまくいかなくなる病気です。
病院へ行っても「ストレスが原因」「気のせい」などといわれ、治療への手がかりがつかめない患者さんが後を絶ちません。

立ちくらみや吐き気、だるさや頭痛などの症状が現れることがあります。
症状は特に朝に強く、学校や会社などの社会生活に影響が出てしまうことがあります。

以下のチェックリストに3つ以上当てはまる場合、起立性調節障害の可能性があります。

1 立ちくらみやめまい
2 起立時の気分不良や失神
3 動機や息切れ
4 朝起きられず、午前中に調子が悪い
5 顔色が青白い
6 全身に倦怠感がある
7 食欲不振がある
8 頭痛がある
9 乗り物酔いをしやすい
10 夜になかなか寝付けない
11 イライラ感や集中力の低下

■対処法
生活習慣の改善などや、薬物療法(漢方薬など)が行われます。
軽度なら、これらを実践することで改善するでしょう。

春先に多く、冬時期には気づけば治っていることもある症状です。
起立性調節障害が自律神経の問題であることは分かっています。しかし、自律神経のアンバランスを整える特効薬はありません。だからこそ、その場しのぎの対応が中心になってしまいます。

そして、残念ながら、思春期に起立性調節障害だった人の4割が、成人後も日常生活に支障をきたす何らかの症状をもって生活をしている、といわれているのです。
起立性調節障害を根本から治療しようと思うなら、根本的な原因を調べるために検査を行う必要があります。そのうえで、「病気になるプロセス」に沿った治療を行い、改善を目指さなくてはいけません。

★似たような症状で下記があげられます。

・慢性疲労症候群
・適応障害
・起立性調節障害
・過敏性腸症候群
・心身症
・肝硬変
・細菌性胃腸炎
・ウイルス性胃腸炎
・貧血
・甲状腺機能低下症

引用:小西統合医療内科コラム

※この記事は診断するものではありません。
参考情報と理解ください。あしからず。

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